2019年12月30日に都内某所で「不思議なボードゲーム展」というクローズ会に参加しました。そこで「せっかくだから不思議な行動をしよう」と思い立ち、友人たちと旧版ゴアと新版ゴアを遊び比べてみました。そしたら
「基本と拡張を遊んだくらいの差があった」
というのが友人の談でした。そこで、実際にどのくらい違いがあるのかを写真入りでまとめたいと思います。
ソースはBGGより↓。そこに、ちょっとだけ私が加筆してます。
外観
箱絵は、ちょっと赤みが強いのが旧版で、黄色に近いのが新版です。新版は箱の下に「NEW EDITION」と記載があります。
対象年齢が旧版は12歳以上なのに対して、新版は14歳以上になっています。旧版の発売年は2004年、新版の発売年は2012年。8年の歳月が対象年齢の基準を変えたのかもしれません…
ルールの違い
旧版と新版でルールの違いは3つだけです。
1.スタートプレイヤーの初期金について
旧版は7ドルで、新版は5ドル
2.競りの仕方
新版では、競りのオーナーが入札するとき、最高入札額よりも1ドル少なくて良い
3.未使用タイル
初期配置でタイルをランダム配置した結果、4枚の未使用タイルの中にプランテーションが3つ以上あった場合、タイルを再配置する
新しいタイル
A:輪作
1スペースのワイルド畑(VPなし)
A:.親方
紫タイル。1VPの畑がすべて3VPになる
B:.探索
赤タイル。毎ラウンド、探索タイルを引く
B:.好意
水色のタイル:このタイルは、AまたはBのいずれかで使用されなかったタイルの1つと交換する
バランス調整されたもの
- 赤タイル。旧版のお金タイルは毎ターン4ドルを得る。新版のお金タイルは毎ターン3ドルを得る
- 紫タイル。旧版の義務タイルは4VPを得る。新版の義務タイルは5 VPを得る
- 植民地トラックは0/2/4/5/6の植民者を追加する
- 船トラックは1/2/3/5/6の船を追加する
- お金トラックと収穫トラックを進めるためのコストが交換
- ヴァリアントルール「収穫」と、それに使う収穫タイルが追加
コンポーネント(カード)
- カードの表記が変更。新版では複数必要なものに赤字でXが付くようになった(主観だが新版の方が分かりづらい…)
- 新しいシンボル「象」が追加。旧版では5つのシンボルが各6枚だが、新版では6つのシンボルが各5枚に変更。よりセットコレクションが困難に。
- 「スパイスを売る」カードは最大4つのスパイスを販売できるように変更
- 旧版だと「植民カード1枚得る」カードが新版だと2枚に変更
- 「お金で進める」カードが新版ではフリーアクションに変更
コンポーネント(その他)
- 現在のラウンドを示すタイル(表面:A-1,A-2,A-3,A-4、裏面:B-1,B-2,B-3.B-4)と現在のフェーズを示すチップ(1,2,3,A)が追加
- スパイスにシールが付属されている
- 植民地タイルの下に小さく「Colony」と記載されるようになった(旧版では上に大きく描いてある)
まとめ
「ゴアは新版が面白い」と感想だけは聞く機会も多いと思います。しかし新旧遊び比べたメンバーの意見では「確かに新版の方が面白い。だけど旧版持っているなら旧版でも十分楽しめる」「新版は展開が派手になった。自分は旧版の方が好き」…そんな意見もちらほらありました。
「ゴア」は古いゲームではありますが、今遊んでも十分面白いゲームだと思っています。Go ahead!!
※参考